宮古島・伊良部島での研修
- 片岡 佑人
- 2018年5月31日
- 読了時間: 3分
5月7日~6月2日の間、主に徳洲会伊良部島診療所で研修をさせていただきました、京都府立医科大学附属病院研修医2年目の片岡佑人です。
~到着早々梅雨入り!?~
5月5日にまだ朝晩は寒さも残る京都から宮古島へ到着したときは快晴で気温も高く、空港から病院への移動中にサトウキビ畑に囲まれ「ついに沖縄での研修が始まるんだなあ」と心を踊らせていました。
5月8日から梅雨入りという情報があり、研修期間中雨ばかりになってしまうのではないかと心配でしたが、そんな心配とは裏腹にほとんど雨が降ることなく研修期間は過ぎていきました。後で調べたところ宮古島の梅雨は、一日中ダラダラと降り続くのではなくスコールのように一気に降ってすぐに止むみたいです。結果的に滞在期間のほとんどは青空が広がっており、キレイな景色をたくさんみることができました。よかった……


~楽しい日々~
平日は診療を終えた後に同期と一緒に、地元の方におすすめしていただいた美味しい沖縄料理が食べられるお店や三線の演奏を聞きながらご飯が食べられるお店へ足を運び、休日はサイクリングやシュノーケルを行ったり景色の良い場所にドライブに行ったり、と充実した日々を送りました。


~初めてだらけ~
宮古島・伊良部島での医療はこれまでの研修1年間でも経験したことのない新鮮なことだらけでした。初めての外来診療、初めての紙カルテ、初めての訪問診療などです。

外来診療は、紙カルテを必死にさかのぼって情報収集するところから始まり、プロブレムに対する自分のアセスメントが本当に正しいのか、入院とは違って毎日フォローできない不安感などで最初は戸惑いましたが、今のうちに経験できてよかったと思います。
上級医の先生だけでなく看護師や栄養士の方々が、わからないことがあるたびに丁寧に教えてくださったおかげで大変勉強になりましたし、安心して診療に取り組むことができました。

訪問診療も初めての経験でした。意外にも坂道が多い伊良部島で診療所に来るのが難しい方の家にお伺いし診療させていただきました。どちらの家の患者さんも快く出迎えてくださりますし、時には寝たきりの方が「踊りが得意」とおっしゃって手拍子に合わせて踊りを披露してくださったり、心温めるシーンが多かったことが印象的でした。是非また地域医療に関わりたいと思いました。
~最後に~
この1ヵ月は、宮古島・伊良部島という素晴らしい環境で周りの方からの手厚いサポートを受けながら勉強でき、充実した研修生活は本当にあっという間に過ぎてしまいました。終わってしまうのが本当に残念ですが、ここで学んだことを今後に活かして今後も研鑽を積んでいこうと思います。
散漫な文章となりましたが、いつも優しく見守って下さる上級医の先生方、看護師さん、スタッフの皆さん、宮古・伊良部の患者様方、同期のみんな本当にありがとうございました。