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伊良部島・宮古島研修を通じて

  • 立花 佑介
  • 2018年5月13日
  • 読了時間: 2分

京都府立医科大学附属病院2年目研修医の立花佑介と申します。4月に伊良部島診療所・宮古島徳洲会病院で約1ヶ月間研修をさせて頂きました。

桜花爛漫たる京都から宮古島・伊良部島に来た初日、赤い土にサトウキビ畑、水色の海に白い砂浜が非常に印象的でした。「内地」、「大和」と呼ばれている本州とは異なる風土に驚きを覚えつつも、美しい景色に今も心惹かれています。

今回の研修では、病院や地域によって様々な診療の形があること、しかし同時に、基本の部分は同じであることを実感しました。すぐにできる検査が限られているため、病歴やバイタルサイン、身体診察など基本的な診察が必要でした。

主に外来診療を担当させて頂きましたが、病棟に比べて、検査・治療の判断の時間が少なく、経過をみることが難しいので、どのように診療を進めて行けばよいか、どういったことに注意して判断すればよいか、再考することができました。

また、「糖尿病としびれ」をテーマに糖尿病教室も担当させて頂きました。しびれの症状がある方も多く、予防医学的な活動の重要性を改めて確認することができました。

訪問診療では、患者さんの御宅に寄せて頂くことで、実際どんな環境で生活されているかなど、普段病院では分かりにくい部分を垣間見ることができたように感じております。

トライアスロンの医療救護班にも参加させて頂き、貴重な経験となりました。完走された選手の熱気を感じるとともに、脱水対策が重要であることを再認識しました。

旧暦3月3日の浜下りのときに、初めて17エンドへ行きました。普段は海水で満たされており、下りることはできないようですが、17エンドの浜に下りることができました。この日に女性が潮に触れると、その年は無病息災でいられると伺いましたが、私もしっかりと波に触れてきました。

空、海、島、そしてサンゴ礁が織りなす壮大な景色は、何度見ても見飽きない思いです。

夜には星と蛍を求めて、伊良部島を巡りました。なかなか天気に恵まれず、満天の星をみることができたのは1回だけでしたが、同期と砂浜で眺めた星辰は忘れがたい思い出となっています。

最後になりましたが、伊良部島診療所・宮古島徳洲会病院の皆さまに大変お世話になりました。約1ヶ月と非常に短い期間でしたが、今回、伊良部島・宮古島で出会った皆さまに謝意を示しつつ、擱筆としたいと思います。


 
 
 
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