STRONG MAN🚴
- irabutoku
- 2017年5月6日
- 読了時間: 3分
はじめまして。
京都府立医科大学附属病院から参りました、研修医新2年目の伊藤です。
2017年4月の1か月間を徳洲会伊良部島診療所で研修させていただいております。
さて、本州ではまだ上着が必要な中、伊良部・宮古島は海開きしておりました!なんと!

この驚きをJoJo立ちでお送りしております↓

海開きできるほどの暖かさ☀ならば....!?そう!
伊良部ファームでは皆様お待ちかね、収穫の時期がきております。
先輩方が耕し、種をまき、カタツムリ駆除をし、大切に代々育てられてきた野菜たちです!

こちら有機栽培の野菜たちを丁寧に、丁寧に収穫し.....
美味しくいただきました!!!特にトマトは甘味があふれる瑞々しさで美味でした!


このように海も山もBEST SEASONの宮古島では、4/23にトライアスロン「STRONG MAN」が開催されました!
僕たちも救護班としてお手伝いさせていただきました。脱水の方が帰宅可能の基準は"排尿の有無"とのこと。
元気に歩かれていても、2-3L輸液で排尿がない人たちを見て、脱水の怖さを改めて実感しました💦


しかし、イベント盛りだくさんは宮古島だけではありません!
伊良部島診療所でも、毎月開催の"糖尿病教室"には宮古毎日新聞さんにお来しいただきました!
初メディア進出です(笑)私は心筋梗塞について、リスク因子は生活習慣病であること、糖尿病があると発症が自覚しづらいことを発表させていただきました。医局会での発表とは異なり、専門的知識は最小限に且つ最大限のインパクトをもたせる発表は想像以上に難しく、今後のプレゼンテーションについて勉強となる良い機会をいただきました。


さて、それでは最後に地域研修の感想をお話させていただきます。
地域研修と聞いた当初は、コンビニもMRIも何もない所という印象がありましたが、現実の伊良部島は観光地で、2015年に建立された伊良部大橋の恩恵のもと、宮古島病院に簡便にコンサルテーションできる恵まれた環境でした。斎藤院長をはじめ、スタッフの先生方、看護師さんや技師さん、栄養管理士さん、事務の方々も本当に親切で、慣れない状況でも皆様のおかげで何とか頑張ることができました。
今回の研修で外来業務・訪問診療を経験させていただき、医療の本質について少し学ぶことができたと思います。
今までは”医療=治療”という印象で、特に自分が研修している大学病院ではその色が濃いような気がします。しかし、医薬品や検査機器など絶対的な資源不足に加え、住民の平均年齢がご高齢という背景の中では、"医療=QOL向上のためのツールの一つ"にすぎないと勉強になりました。勿論、AMIや脳卒中などの急患に対する"救命の医療"は絶対に妥協してはいけませんが、自分の3倍も4倍もの月日を生きてこられた方が、健康を自負して症状もなく元気に生活されている中で、血圧やコレステロールが高値であった場合に、どこまで内服加療を強く勧めるのか、どこまで生活習慣改善に介入するのか、その人の幸せは何か、医者として以前に"人"としての幸せについて、自分の医療への在り方を見つめなおすことができました。
イベントも自然も大満喫させていただいた1ヶ月ですが、何より伊良部島で、伊良部島診療所で研修させていただき心より感謝しております。同期にも恵まれ、人の優しさに触れ、少し優しく丸く(体も丸く💦)なれた気がします♪
伊良部島の皆様、伊良部島診療所の皆様に感謝です!!!



